LPデザインの成果が出ない最大の原因は、ユーザーが3秒で離脱する「ファーストビュー」にあります。本記事では、コンバージョン率を劇的に高めるLPデザインの黄金構成と、色彩心理学やアンカリング効果といったユーザー心理を操る応用テクニックを徹底解説。プロが厳選した参考事例から、Canvaなどを使った自作方法、外注先の選び方まで網羅的に紹介します。この記事を読めば、売れるLPを論理的に設計するスキルが身につきます。
LPデザインで成果が出ない原因はファーストビューにある
LP(ランディングページ)の成果が伸び悩んでいる場合、その原因の多くはユーザーが最初に目にする「ファーストビュー」に潜んでいます。Webサイトを訪れたユーザーがそのページを読み進めるか、あるいは離脱するかを決める時間は、わずか3秒と言われています。 LP全体の平均離脱率が70%を超えることもある中で、この「最初の3秒」でユーザーの心を掴めなければ、どれだけ優れた商品やサービスであってもその魅力が伝わる前にページを閉じられてしまうのです。 成果の出ないLPは、このファーストビューの段階で「自分に関係ない」「求めている情報がなさそう」と判断されている可能性が極めて高いと言えるでしょう。
コンバージョン率を高めるためには、まずこのファーストビューの重要性を正しく理解し、ユーザーの興味関心を引きつけ、続きを読む価値があると感じさせるデザインと情報設計に注力することが不可欠です。
3秒で離脱させないためのデザイン要素
ユーザーに「自分ごと」として捉えてもらい、スクロールを促すためには、ファーストビューを構成する各デザイン要素が戦略的に配置されている必要があります。主要な要素とその役割を理解し、ターゲットユーザーに響くデザインを構築しましょう。
BPXは総合マーケティング会社としての知見を活かし、すべてのデザインにロジックをもたせています。デザイン案を提出する際はデザインコンセプトシートを送付しており、ご依頼主様にご納得いただいた上でデザインを進める事が可能です。
デザイン要素 | 目的とポイント |
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メインビジュアル |
商品やサービスの利用イメージを瞬時に伝え、ユーザーの興味を引く最も重要な要素です。ターゲットとなる人物が共感できる写真や、ベネフィットが直感的に伝わるイラスト、動画などを活用します。誰向けの何の商品であるかが一目でわかる、高品質でクリアな画像を選定することが重要です。 |
キャッチコピー |
ユーザーの悩みや願望に寄り添い、「このLPはあなたのためのものだ」と伝えるメッセージです。 誰の、どんな悩みを、どのように解決できるのかを具体的かつ簡潔な言葉で表現します。後述するテクニックを用いて、ユーザーの心を掴むコピーを作成します。 |
CTAボタン |
コンバージョンへ導くための行動喚起ボタンです。 「資料請求はこちら」「無料相談を予約する」など、ユーザーが次に取るべきアクションを明確に示します。ボタンだと一目で認識できるデザインと、周囲の要素から際立つ配色が求められます。ファーストビューに設置することで、購買意欲の高いユーザーを逃さずコンバージョンに繋げることができます。 |
権威性・信頼性の証明 |
「顧客満足度No.1」「導入実績〇〇社」といった実績や、メディア掲載歴、監修者の情報などを提示することで、信頼性を高めます。ユーザーの「本当にこのサービスは大丈夫だろうか?」という不安を払拭し、安心感を与える効果があります。 |

キャッチコピーで心を掴む方法
デザイン要素の中でも、特にユーザーの心理に直接働きかけるのがキャッチコピーです。優れたキャッチコピーは、ユーザーの足を止めさせ、LPの続きを読む強い動機となります。コンバージョンに繋がるキャッチコピーを作成するために、以下のテクニックを活用しましょう。
キャッチコピーの型 | 解説と具体例 |
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ターゲットを明確にする |
「〇〇にお悩みのあなたへ」のように呼びかけることで、ユーザーに「自分のことだ」と認識させ、メッセージへの関心を高めます。ターゲットを絞り込むことで、より深く共感を呼び起こすことができます。 例:「毎月の請求書作業に追われる経理担当者の方へ」 |
ベネフィットを提示する |
商品やサービスの特徴(機能)ではなく、それを利用することでユーザーが得られる理想の未来(ベネフィット)を具体的に示します。 ユーザーは機能ではなく、自分の悩みを解決してくれる未来にお金を払います。 例:「面倒な入力作業から解放され、月末の金曜は定時で帰れるように」 |
数字を入れて具体性を持たせる |
「顧客満足度98%」「たった5分で完了」「導入コストを80%削減」のように具体的な数字を入れることで、メッセージの信頼性とインパクトが飛躍的に向上します。 あいまいな表現を避け、客観的な事実でメリットを伝えましょう。 例:「1,500社以上が導入し、請求書発行にかかる時間を平均85%削減!」 |
緊急性・限定性を煽る |
「今月末まで」「先着100名様限定」といった言葉で、「今すぐ行動しないと損をする」という心理を働かせ、決断を後押しします。特にキャンペーンや特典と組み合わせることで絶大な効果を発揮します。 例:「【10月31日まで】初期費用30万円が無料になるキャンペーン実施中」 |
必ず押さえるべきLPデザインの黄金構成
コンバージョン率の高いLPには、ユーザーの心理を巧みに捉えた「黄金構成」と呼ばれる共通の型が存在します。この構成は、ユーザーがページを訪れてから購入や申し込みといった行動に至るまでの心理的プロセスに沿って設計されており、情報をスムーズに伝え、納得感を醸成し、最終的な決断を後押しする役割を果たします。代表的なフレームワークであるPASONAの法則やAIDAの法則なども、この黄金構成に基づいています。 ここでは、その普遍的かつ強力な構成要素を5つのパートに分けて詳しく解説します。
ファーストビュー 結論とベネフィットの提示
ファーストビューは、ユーザーがLPにアクセスして最初に目にする画面領域であり、そのLPを読み進めるか離脱するかを判断する最も重要なセクションです。 ユーザーはわずか3秒で判断するとも言われており、ここでいかに「自分に関係がある」「続きを読む価値がある」と感じさせられるかが勝負の分かれ目となります。
この段階で最も重要なのは、誰のための、どのような課題を解決し、どんな理想の未来(ベネフィット)を提供できるのかを瞬時に伝えることです。そのために、以下の要素を簡潔かつ魅力的に配置する必要があります。
構成要素 | 役割とポイント |
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キャッチコピー | ターゲットの心に突き刺さる言葉で、最大のベネフィットを端的に表現します。「顧客満足度98%」のような具体的な数字や権威付けを入れると信頼性が高まります。 |
メインビジュアル | 商品やサービスを利用することで得られる理想の未来を、高品質な写真やイラスト、動画で視覚的に伝えます。 ターゲットユーザーが共感できる人物像を登場させることも効果的です。 |
権威付け・実績 | 「業界No.1」「メディア掲載実績多数」「累計販売数50万個突破」など、客観的な事実や第三者からの評価を示すことで、信頼性を担保します。 |
CTAボタン | 「今すぐ無料で試す」「限定オファーはこちら」など、ユーザーに次の行動を促すボタンを設置します。 すぐに決断するユーザーを取りこぼさないために、ファーストビューにも配置することが重要です。 |
ボディ 共感と課題提起
ファーストビューで興味を引いた後は、ユーザーが抱える悩みや課題を具体的に言語化し、「そうそう、まさにそれで困っているんだ」という強い共感を呼び起こすパートに移ります。ここでは、ユーザーの潜在的なニーズや不安に深く寄り添い、課題を「自分ごと」として再認識させることが目的です。
「こんなお悩みありませんか?」といった問いかけから始まり、チェックリスト形式で具体的な悩みを複数提示する手法が効果的です。また、ターゲットユーザーが陥りがちな失敗談や理想と現実のギャップをストーリー仕立てで見せることで、感情移入を促し、読み手の関心をさらに引き込みます。
ボディ 解決策と商品の魅力
ユーザーの課題意識が最大化したところで、いよいよ自社の商品やサービスがその課題を解決できる唯一無二の存在であることを提示します。ここでは、単に商品の特徴やスペックを羅列するのではなく、その特徴がユーザーの課題をどのように解決し、どのような具体的なベネフィットをもたらすのかを、分かりやすく翻訳して伝える必要があります。
例えば、「高性能なCPUを搭載」という特徴だけでは専門家以外には響きません。「高性能なCPU搭載だから、動画編集もサクサク快適。待ち時間ゼロでストレスなく作業に集中できます」のように、ベネフィットまで具体的に描写することが重要です。競合他社の商品と比較した際の優位性や、独自性についても客観的なデータやグラフを用いて論理的に示すことで、説得力が増します。
ボディ お客様の声や実績で信頼を構築
商品やサービスの魅力を伝えた後には、その内容が真実であることを第三者の視点から証明し、信頼を決定的なものにする必要があります。 人は自分と同じような悩みを持つ他者の意見や、専門家の推薦に強く影響される傾向(社会的証明)があり、このパートは購入前の不安を払拭する上で極めて重要です。
「他の多くの人も満足しているなら安心だ」と感じてもらうために、以下のようなコンテンツを具体的に掲載します。
- お客様の声・レビュー: 悩み、利用の決め手、利用後の変化などを具体的なエピソードと共に紹介します。実名や顔写真、動画を掲載することで、信頼性が飛躍的に高まります。
- 導入事例(BtoBの場合): どのような企業が、どんな課題を解決するために導入し、どのような成果を上げたのかを具体的に示します。知名度の高い企業のロゴを掲載することも権威付けに繋がります。
- 専門家やインフルエンサーの推薦: 業界の権威や専門家からのお墨付きは、商品への信頼を強力に後押しします。
- メディア掲載実績: 有名な雑誌やテレビ、Webメディアで紹介された実績を提示することで、客観的な評価の証明となります。
クロージング 行動を後押しするCTA
LPの最終目的であるコンバージョンへと導く、最後の砦となるのがクロージングです。ここまでの流れで商品の価値を十分に理解し、購入意欲が高まっているユーザーの背中をそっと、しかし力強く押すためのあらゆる仕掛けを配置します。
ユーザーが抱える最後の不安を取り除き、今すぐ行動すべき理由を明確に提示することがこのパートの役割です。CTA(Call to Action)ボタンを中心に、以下の要素を戦略的に盛り込みます。
- 魅力的なオファー: 価格、セット内容、割引、特典などを分かりやすく提示します。
- 限定性と緊急性: 「期間限定キャンペーン」「先着100名様限り」「本日終了」といった言葉で、「今、行動しないと損をする」という心理を喚起します。
- リスクリバーサル(保証): 「30日間全額返金保証」「無料お試し期間」など、購入に対する心理的なハードルを下げることで、ユーザーの不安を取り除きます。
- CTAボタン: LP全体で最も目立つデザインにし、「無料で資料請求する」「今すぐ購入して特典を受け取る」など、クリックすると何が起こるのかが具体的にわかる文言(マイクロコピー)にします。
- よくある質問(FAQ): 支払い方法、配送、解約条件など、ユーザーが購入直前に抱きがちな疑問に先回りして回答し、問い合わせの手間を省き離脱を防ぎます。

ユーザー心理を巧みに操るLPデザインの応用テクニック
LPデザインでコンバージョン率を飛躍的に高めるには、見た目の美しさだけでは不十分です。ユーザーの深層心理に働きかけ、無意識のうちに行動を促す心理学テクニックを取り入れることが極めて重要になります。ここでは、数ある心理学の法則の中から、特にLPデザインに応用しやすく、かつ効果の高いテクニックを厳選してご紹介します。
色彩心理学を活用した配色デザイン
色はユーザーの感情や行動に大きな影響を与えます。 ターゲット層や商品のイメージに合わせた配色を選ぶことで、LP全体の印象をコントロールし、訴求力を高めることができます。特にCTAボタンには、背景色に対して目立つ色(補色など)を使い、ユーザーの注意を引きつけてクリックを促すことが重要です。
色 | 与える印象や心理効果 | LPでの活用シーン例 |
---|---|---|
赤 | 情熱、興奮、緊急性、食欲増進 | セールやキャンペーンの告知、CTAボタン、食品関連のLP |
青 | 信頼、誠実、冷静、安心感 | BtoBサービス、金融、士業、IT関連のLP |
緑 | 自然、健康、安心、リラックス | オーガニック商品、環境関連サービス、安心感を訴求したいCTAボタン |
黄 | 明るさ、希望、注意喚起、楽しさ | 子供向けサービス、セール情報の強調、注意を引きたい箇所 |
オレンジ | 活気、陽気、親しみやすさ、促進 | CTAボタン、エンタメ系サービス、購入を後押ししたい箇所 |
紫 | 高級、高貴、神秘的、優雅 | 美容、ファッション、スピリチュアル関連のLP |
黒 | 高級感、力強さ、洗練、重厚感 | 高級ブランド、自動車、男性向け高価格帯商品のLP |
アンカリング効果で価格を魅力的に見せる
アンカリング効果とは、最初に提示された情報(価格や数値)が基準(アンカー)となり、その後の判断に影響を与えるという心理効果です。 この効果を価格表示に応用することで、ユーザーにお得感を与え、購買意欲を高めることができます。
例えば、「通常価格 19,800円 → 特別価格 9,800円(50%OFF)」と表記することで、最初に提示された「19,800円」がアンカーとなり、9,800円が非常に安く感じられます。 また、料金プランが複数ある場合は、「松竹梅」のように3つの選択肢を用意し、最も高価なプランを最初に提示することで、2番目のプランが手頃に感じられ、選ばれやすくなる効果も期待できます。
バンドワゴン効果で人気を演出する
バンドワゴン効果とは、「多くの人が支持しているものに対して、さらに多くの支持が集まる」という心理現象です。 「みんなが使っているなら安心だ」「人気があるものなら間違いない」という同調心理を利用し、LPの信頼性を高めます。
具体的なLPデザインへの応用例としては、以下のような要素を盛り込むことが有効です。
- 「お客様満足度95%」「導入実績No.1」「累計販売数100万個突破」といった具体的な実績を数値で示す
- お客様の声やレビューを顔写真付きで掲載する
- 専門家やインフルエンサーからの推薦コメントを掲載する
- メディア掲載実績(テレビ、雑誌、Webメディアなど)を紹介する
- SNSでの「いいね!」やフォロワー数を見せる
これらの情報をファーストビューの近くに配置することで、ユーザーは冒頭で安心感を得ることができ、その後のコンテンツを前向きに読み進めてくれる可能性が高まります。
返報性の原理で無料オファーを最大化する
返報性の原理とは、人から何か施しを受けたら「お返しをしなければ申し訳ない」と感じる心理作用のことです。 LPにおいては、ユーザーにとって価値のある情報を無料で提供することで、その後の商品購入や問い合わせといったコンバージョンに繋げやすくします。
例えば、以下のような無料オファーが考えられます。
- 無料サンプルや商品のトライアル
- 専門的なノウハウをまとめたPDF資料(ホワイトペーパー)の無料ダウンロード
- すぐに使えるテンプレートの配布
- 無料相談やオンライン診断
重要なのは、見返りを求めずに、まず相手に価値を提供(GIVE)する姿勢です。 ユーザーが「こんなに有益な情報を無料で手に入れてしまった」と感じるほどの質の高いオファーを提供することで、「この企業は信頼できる」「有料の商品にも期待が持てる」というポジティブな感情を抱かせ、自然な形でお返し(行動)を促すことができるのです。

LPデザインを自作か外-注か?メリットとデメリットを比較
LP(ランディングページ)のデザインに着手する際、多くの担当者が「自作するべきか、プロに外注するべきか」という選択に直面します。結論から言えば、コストを最優先し、まずはスピーディーに試したい場合は自作、クオリティとコンバージョン率(CVR)を最大限に高めたい場合は外注がおすすめです。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、自社の目的やリソースに合った最適な方法を選びましょう。
以下の表で、自作と外注の主な違いを比較してみましょう。
比較項目 | 自作(ツール利用) | 外注(制作会社・フリーランス) |
---|---|---|
コスト | 低い (月額無料〜数万円程度のツール利用料) | 高い (数十万円〜数百万円) |
制作スピード | い (テンプレートを使えば即日公開も可能) | 時間がかかる (ヒアリング、設計、制作で1ヶ月以上が目安) |
デザインの質 | テンプレートに依存しがち (独自性を出しにくい場合がある) | 非常に高い (完全オリジナルで戦略的なデザインが可能) |
マーケティング視点 | 担当者の知識に依存する | 専門的な知見に基づいた提案が受けられる |
修正・改善の容易さ | 容易 (自分でいつでも修正可能) | 都度依頼が必要で、追加費用や時間がかかる場合がある |
社内ノウハウの蓄積 | 蓄積されやすい | 蓄積されにくい |
このように、どちらの方法にも一長一短があります。事業のフェーズやLPに求める役割を明確にした上で、最適な選択をすることが成功への鍵となります。
自作におすすめのLPデザイン作成ツール
近年、専門知識がなくても直感的な操作でLPをデザインできるツールが増えています。特に、「まずはコストを抑えてLPを試してみたい」「簡単な内容のLPを迅速に用意したい」という場合に非常に有効です。これらのツールは豊富なテンプレートを備えており、デザインの知識に自信がなくても、一定水準のページを作成できるのが魅力です。
Canvaやペライチの活用法
日本国内で特に人気が高く、初心者でも扱いやすい代表的なツールが「Canva」と「ペライチ」です。
- Canva(キャンバ)
デザイン作成ツールとして広く知られていますが、LP制作にも活用できます。LP専用のテンプレートが豊富に用意されており、写真やイラスト素材も膨大です。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、テキストや画像を入れ替えるだけで見栄えの良いデザインが完成します。デザインの自由度が高く、バナー広告などのクリエイティブも一元管理したい場合に特に便利です。 - ペライチ
その名の通り、1枚の長いページを作成することに特化した国産ツールです。 とにかく簡単に、素早くLPを公開したい初心者の方に最適です。決済機能や予約フォームの埋め込みも簡単に行えるため、小規模な商品販売やセミナー告知などにも適しています。日本のビジネスに合わせたテンプレートが多いのも特徴です。
これらのツールを活用する際は、テンプレートをそのまま使うのではなく、自社のブランドカラーやフォントを設定したり、ターゲットに響くキャッチコピーや写真素材に入れ替えたりすることで、よりオリジナリティと訴求力を高めることができます。
外注で失敗しない制作会社の選び方と費用相場
専門的な知識を持つプロに依頼する外注は、成果に徹底的にこだわりたい場合や、社内に制作リソースがない場合に最適な選択肢です。しかし、依頼先によってスキルや費用が大きく異なるため、慎重な選定が求められます。
制作会社を選ぶ際に必ず確認すべきポイントは以下の5つです。
- 実績の質と量:自社の業界や扱いたい商材に近いLPの制作実績があるかを確認しましょう。 デザインの美しさだけでなく、コンバージョン率が改善した事例など、具体的な成果を提示している会社は信頼できます。
- マーケティング視点:ただLPを作るだけでなく、ターゲット設定、競合分析、ユーザー心理に基づいた構成案など、上流の戦略設計から提案してくれるかどうかが重要です。
- ヒアリング力とコミュニケーション:こちらの要望やビジネスの課題を深く理解しようと努めてくれるか、レスポンスは迅速で丁寧かなど、担当者との相性も成功を左右する大切な要素です。
- 運用・改善(LPO)のサポート体制:LPは公開してからがスタートです。A/Bテストの実施やデータ分析に基づく改善提案など、公開後のサポート体制が整っているかを確認しましょう。
- 料金体系の明確さ:どこまでの作業が料金に含まれているのか、修正や追加作業には別途費用が発生するのかなど、見積もりの内容が明確で分かりやすい会社を選びましょう。
次に、気になる費用相場ですが、依頼先と依頼範囲によって大きく変動します。 一般的な目安は以下の通りです。
依頼先 | 費用相場(企画・デザイン・コーディング込み) | 特徴 |
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フリーランス | 10万円~30万円程度 | コストを抑えやすいが、スキルや対応範囲は個人差が大きい。実績を慎重に見極める必要がある。 |
中小規模の制作会社 | 30万円~80万円程度 | 実績が豊富で、マーケティング視点も踏まえた質の高いLP制作が期待できる。最も一般的な選択肢。 |
大手制作会社・広告代理店 | 80万円以上 | 大規模なプロモーションや、広告運用を含めた総合的な戦略設計から依頼したい場合に適している。 |
LP制作の費用は決して安くありません。複数の会社から見積もりを取り、サービス内容と費用を十分に比較検討することが、外注で失敗しないための重要なステップです。
まとめ
コンバージョン率を劇的に向上させるLPデザインの秘訣は、見た目の美しさだけでなく、ユーザー心理を理解した戦略的な構成にあります。成果の鍵は、ファーストビューでユーザーの心を掴み、共感から信頼へと導く黄金構成を実践することです。さらに色彩心理学などのテクニックを応用すれば、ユーザーの行動を自然に後押しできます。この記事で得た知識を活かし、売れるLPデザインを実現してください。
BPXでは総合マーケティング会社としてweb制作はもちろん広告運用やASP業務フォロー、情報補完などお客様のパートナーとしてサービスを提供しています。気になった方はぜひお問い合わせください。


このブログの監修者
都留 樹生
学生時代の友人である社長に拾われ創業時にFREEDiVEにジョイン。 成功報酬(アフィリエイト)領域の広告に対する知見と戦略設計で、200社以上の運用実績を持ち、BPXを売上0から7億円の企業に。 個人でも8年間PPC系のアフィリエイターとして活動している。