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ランディングページ(LP)とは? 知っておきたい基礎知識と結果が出るランディングページの作り方

2025.08.18

ランディングページ(LP)とは? 知っておきたい基礎知識と結果が出るランディングページの作り方

ランディングページ(LP)で成果を出すには、実は明確な「型」と制作の秘訣があります。本記事ではLPの基礎知識やホームページとの違いといった基本から、高CVRを実現する作り方の9ステップ、さらには制作会社の選び方や費用相場、おすすめツールまでを徹底解説。この記事を読めば、Webからの売上を最大化するLP制作のノウハウがすべてわかります。

目次

ランディングページ(LP)とは 1枚で成果を出すWebページのこと

ランディングページ(Landing Page)通称「LP」とは、直訳すると「着地ページ」を意味します。広義では検索結果やWeb広告、SNSの投稿などを経由してユーザーが最初に訪問(着地)するすべてのページを指します。しかし、Webマーケティングの世界で一般的に「ランディングページ(LP)」という場合、商品購入や問い合わせといった特定の成果(コンバージョン)を獲得することに特化して作られた、縦長の1枚構成のWebページを指します。
ランディングページはWebサイト内の他のページへのリンクを極力なくし、訪問したユーザーの注意を逸らさずに一直線にゴールである「申し込み」や「購入」ボタンへと導くように設計されています。つまり、ランディングページはインターネット上の「敏腕セールスマン」や「高機能なチラシ」のような役割を担う、極めて戦略的なWebページなのです。

ランディングページ(LP)とホームページの決定的な違い

ランディングページと一般的なホームページ(コーポレートサイトなど)はしばしば混同されがちですが、その「目的」と「構造」において決定的な違いがあります。ホームページが企業の総合案内所として幅広い情報を提供するのに対し、LPはたった一つの目的を達成するためだけに存在します。その違いを以下の表にまとめました。

ランディングページ(LP)とホームページ比較表
比較項目ランディングページ(LP)ホームページ
目的コンバージョン獲得(購入、問い合わせ、資料請求など)に特化情報提供、ブランディング、採用活動、IR情報など、複数の目的を持つ
構造縦長の1ページで完結するレイアウトトップページを起点に、複数のページが階層構造になっている
リンクユーザーの離脱を防ぐため、コンバージョンボタン以外の外部リンクや内部リンクは基本的に設置しないユーザーがサイト内を回遊しやすいように、グローバルナビゲーションや内部リンクが多数設置されている
主な集客方法リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などのWeb広告が中心SEO(検索エンジン最適化)、SNS運用、Web広告、直接訪問など多岐にわたる
ターゲット特定の商品やサービスに関心を持つ「顕在層」のユーザー潜在層から既存顧客、取引先、求職者まで幅広い層

このように、ホームページが「企業の顔」として網羅的な情報を提供する百科事典のような役割だとすれば、ランディングページは特定の商品やサービスを売り込むためのセールスレターと言えます。
それぞれの役割を理解し、目的に応じて使い分けることが重要です

ランディングページ(LP)の目的とビジネスにおける重要性

前述の通り、ランディングページの目的は「コンバージョン(CV)の獲得」です。コンバージョンとは、Webサイト上で獲得できる最終的な成果のことを指し、具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • 商品やサービスの購入
  • 問い合わせ・相談の申し込み
  • ホワイトペーパーやサービス資料の請求
  • セミナー・ウェビナーへの参加登録
  • メールマガジンの購読登録
  • 無料トライアルやアカウントの開設

では、なぜランディングページが現代のWebマーケティングにおいてこれほどまでに重要視されるのでしょうか。その理由は、ランディングページが広告効果を最大化し、ビジネスの成長を直接的に加速させる力を持っているからです。
例えば、多額の費用をかけてWeb広告を出稿し、自社の商品に興味があるユーザーを集めたとします。そのユーザーの受け皿が、情報が多岐にわたるホームページのトップページだった場合、ユーザーはどこを見れば良いか分からず、目的の情報にたどり着く前に離脱してしまう可能性が高まります。これは、せっかく集めた見込み客を逃しているのと同じことです。
一方で、その広告専用のランディングページを用意しておけば、ユーザーは広告で見た内容と一貫性のある情報にスムーズに触れることができ、他の情報に気を取られることなく、購入や申し込みといったアクションへと集中できます。結果として、広告の費用対効果(ROAS)は劇的に向上します。
ランディングページは一度作成すれば24時間365日、文句も言わずに働き続ける優秀な営業担当者です。見込み客の獲得から売上向上まで、ビジネスの成果に直結する重要な役割を担う、不可欠なマーケティングツールなのです。

ランディングページ(LP)を制作するメリットとデメリット

ランディングページはWebマーケティングにおいて強力な武器となりますが、万能ではありません。その特性を正しく理解し、自社の目的やリソースに合わせて活用するために、まずはメリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。ここでは、LP制作がもたらす恩恵と、事前に知っておくべき注意点を詳しく解説します。

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ランディングページ(LP)の4つのメリット

ランディングページを制作することで、ビジネスに多くの利点をもたらします。特にコンバージョン獲得を目的とする場合に、その効果を最大限に発揮します。

メリット1:コンバージョン率(CVR)が高い

ランディングページの最大のメリットは、コンバージョン率(CVR)の向上に特化している点です。一般的なホームページが会社案内や複数商品の紹介など多岐にわたる情報を提供するのに対し、ランディングページは「商品購入」「問い合わせ」「資料請求」といった1つのゴール(コンバージョン)にユーザーを導くことだけを目的としています。ページ内のリンクを申し込みボタンなどに限定し、ユーザーが他の情報に気を取られて離脱するのを防ぎます。伝えたい情報を理想的な順番でストーリー立てて訴求できるため、ユーザーの購買意欲や行動意欲を段階的に高め、最終的なアクションへと力強く後押しします。

メリット2:ターゲットに特化した訴求ができる

ランディングページは、広告やキャンペーンごとに特定のターゲット層に合わせて内容を最適化できる柔軟性を持っています。例えば、リスティング広告で「エイジングケア 化粧品 50代」と検索したユーザーには50代の悩みに寄り添ったLPを、SNS広告で若年層向けに配信する際はポップで共感を呼ぶデザインのLPを表示するなど、流入経路やターゲットの属性、ニーズに合わせてメッセージやデザインを細かく調整可能です。これにより、ユーザーは「これは自分のためのページだ」と感じ、より深くコンテンツに没入し、結果として高い反応率が期待できます。

メリット3:デザインや構成の自由度が高い

ホームページはサイト全体でトンマナ(トーン&マナー)やデザインの統一性が求められますが、ランディングページは独立した1枚のページであるため、商品やサービスのブランドイメージに合わせて大胆かつ自由にデザインを構築できます。インパクトのあるキャッチコピーや動画、動きのあるアニメーションなどを効果的に用いて、ユーザーの感情に訴えかけるクリエイティブな表現が可能です。この高い自由度により、競合との差別化を図り、ブランドの世界観を強く印象付けることができます。

メリット4:効果測定と改善(LPO)がしやすい

ランディングページは広告からの直接的な流入がメインとなるため、「どの広告から来たユーザーが、どれくらいコンバージョンしたか」という広告効果の測定が非常にシンプルで明確です。アクセス解析ツールやヒートマップツールと連携させることで、ユーザーがどこで離脱しているのか、どのボタンがクリックされているのかを詳細に分析できます。このデータに基づき、キャッチコピーや画像、ボタンの色などを変更するABテストを繰り返し行う「LPO(ランディングページ最適化)」を実施することで、ページのパフォーマンスを継続的に改善し、コンバージョン率を最大化していくことが可能です。

知っておきたいランディングページ(LP)の2つのデメリット

多くのメリットがある一方で、ランディングページには注意すべきデメリットも存在します。これらを理解しないまま制作を進めると、期待した効果が得られない可能性があります。

デメリット1:制作にコストと時間がかかる

成果の出るランディングページを制作するには、専門的な知識とスキルが不可欠です。戦略設計、市場リサーチ、構成案作成、セールスコピーライティング、デザイン、コーディングといった多くの工程があり、それぞれに専門性が求められます。制作会社に外注すれば数十万円以上の費用がかかることが一般的であり、自社で内製する場合でも専門知識を持つ人材の確保や多大な工数が必要になります。特に高品質なランディングページを目指すほど、コストと時間は増加する傾向にあります。

デメリット2:直帰率が高くなりやすくSEOに不向き

ランディングページはユーザーをコンバージョンに集中させるため、意図的に他のページへのリンクを排除しています。そのため、ユーザーが求める情報と少しでもズレがあった場合や、購入を迷った場合に、他のページを回遊することなくすぐにページを閉じてしまう(直帰する)傾向が強いです。また、1ページに情報を集約する構造は、多様なキーワードで検索上位を狙うSEO(検索エンジン最適化)には向きません。ランディングページへの集客は、主にリスティング広告やSNS広告などの有料広告に頼ることになります。
ランディングページと一般的なホームページの特性を比較すると、その違いがより明確になります。

ランディングページとホームページ 特性比較表
項目ランディングページ(LP)ホームページ
目的コンバージョン獲得(購入・問い合わせ等)に特化情報提供、ブランディング、採用など多岐にわたる
構成縦長の1ページ構成複数のページで構成される階層構造
リンクCVボタンなどへのリンクに限定サイト内を回遊させるための内部リンクが多数
集客方法Web広告(リスティング、SNS広告など)がメインSEO、SNS、広告など多様な経路
直帰率高くなる傾向がある低く抑えることを目指す

ランディングページ(LP)の制作方法は主に2つ

ランディングページを制作しようと考えたとき、その方法は大きく分けて「専門の制作会社に依頼する(外注)」と「自社で制作する(内製)」の2つの選択肢があります。どちらの方法にもメリットとデメリットが存在し企業の予算、目的、社内リソース、そしてランディングページに求めるクオリティによって最適な選択は異なります。ここではそれぞれの制作方法の特徴を詳しく解説しますので、自社の状況に最も合った方法を見つけるための参考にしてください。

専門の制作会社に依頼する

ランディングページ制作を専門とするWeb制作会社や広告代理店に依頼する方法です。企画戦略からデザイン、コーディング、さらには公開後の広告運用や効果改善(LPO)までをトータルで任せることができます。豊富な経験と専門知識を持つプロフェッショナルに依頼することで、コンバージョン率(CVR)の高い、高品質なランディングページの完成が期待できます
社内に制作リソースやノウハウがない場合や、事業の成果に直結する重要なLPを確実に成功させたい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。ただし、高品質な分、費用は高額になる傾向があります。依頼する際は、複数の会社から見積もりを取り、実績や担当者との相性を慎重に見極めることが重要です。

制作会社への依頼(外注)のメリット・デメリット
項目詳細
メリット・マーケティング視点を取り入れた戦略的な構成やデザインを提案してもらえる
・コピーライティング、デザイン、コーディングなど各分野の専門家が担当するため、全体的なクオリティが高い
・自社の担当者はディレクションに集中でき、制作にかかる時間や工数を大幅に削減できる
・企画から運用改善までワンストップで依頼できる場合がある
デメリット・内製に比べて制作費用が高額になる(数十万〜数百万円が目安)
・制作会社との意思疎通がうまくいかないと、意図と異なるLPになるリスクがある
・打ち合わせや修正のやり取りが発生するため、制作期間が比較的長い(1ヶ月〜3ヶ月程度)
・簡単なテキスト修正でも依頼が必要な場合があり、スピード感に欠けることがある
向いているケース・LP制作のノウハウや専門人材が社内にいない企業
・広告費をかけてでも、高いコンバージョン率を達成したい企業
・LP制作に割く時間やリソースがなく、コア業務に集中したい企業
・デザイン性や独自性の高い、高品質なLPを求めている企業

自社で内製する(ツール利用またはフルスクラッチ)

外部に依頼せず、自社のリソースを使ってランディングページを制作する方法です。内製には、専門知識がなくてもLPを作成できる「ランディングページ制作ツール」を利用する方法と、デザイナーやエンジニアがゼロからコーディングを行う「フルスクラッチ」の2つのアプローチがあります。内製の最大の魅力は、外注に比べてコストを大幅に抑えられる点と、自社のタイミングで自由に制作や修正を行える柔軟性の高さです。
一方で、制作を担当する人材のスキルによってランディングページのクオリティが大きく左右されるため、成果を出すには一定の知識や経験が求められます。どちらのアプローチを選ぶかは、社内の人的リソースや技術力、そしてLPに求めるデザインの自由度などを考慮して判断しましょう。

自社内製の主な方法と特徴
制作方法特徴リットメリット
LP制作ツールの利用ペライチ、STUDIO、Wixなどのノーコード・ローコードツールを使い、テンプレートやドラッグ&ドロップ操作で制作する方法・HTML/CSSの知識がなくても直感的に作成できる
・低コスト(月額数千円〜)かつ短期間で公開可能
・A/Bテスト機能など、LPOに役立つ機能が搭載されている場合が多い
・テンプレートに依存するため、デザインの自由度が低い
・ツールの仕様を超える複雑な機能は実装できない
・月額利用料などのランニングコストが発生する
フルスクラッチHTML、CSS、JavaScriptなどを用いて、デザインからコーディングまで全て自社でゼロから構築する方法・デザインや機能の自由度が最も高く、完全にオリジナルのLPが作れる
・ツールの利用料がかからず、サーバー代などのみで運用できる
・ページの表示速度などを細かく最適化できる
・デザインとコーディングの高い専門知識を持つ人材が必須
・企画から実装まで多くの時間と工数がかかる
・担当者が退職すると更新や修正が困難になる属人化のリスクがある

このように、ランディングページの制作方法にはそれぞれ一長一短があります。まずは自社の目的を明確にし、「品質」「コスト」「スピード」「運用体制」の4つの軸でどの要素を最も重視するかを検討することが、最適な制作方法を選ぶ第一歩となります。

ランディングページ(LP)制作を外注する際のポイント

ランディングページは専門的な知識と技術が求められるため、プロの制作会社に外注するのが成果への近道です。しかし、ただ依頼すれば良いというわけではありません。ここではランディングページ制作を外注する際に押さえておくべき費用相場や、失敗しない制作会社の選び方、依頼から納品までの流れを詳しく解説します。

ランディングページ(LP)制作の費用相場と料金体系

ランディングページ制作の費用は、依頼する作業範囲やLPの仕様によって大きく変動します。まずは一般的な費用相場と、料金を左右する要素を理解しておきましょう。
ランディングページ制作の費用は、主に「テンプレート利用」か「オリジナルデザイン」か、またどこまでマーケティング支援を依頼するかで大きく3つの価格帯に分けられます。

LP制作の費用相場と作業内容の目安
価格帯費用相場主な作業内容と特徴
低価格帯10万円~30万円・既存テンプレートを使用したデザイン
・原稿や画像素材は依頼者側で用意
・基本的なコーディングのみ(レスポンシブ対応は別料金の場合も)
・修正回数に制限があることが多い
中価格帯30万円~60万円・完全オリジナルデザインでの制作
・構成案の作成、コピーライティング、写真撮影などを含む
・競合調査や簡単な市場分析
・基本的なSEO対策、レスポンシブ対応込み
高価格帯60万円以上・戦略設計からのトータルサポート
・詳細な市場・競合分析、ペルソナ設計
・動画制作やインタラクティブな要素の実装
・公開後の効果測定、ABテスト、LPOコンサルティング
CRM/SFAなどの外部システム連携

上記の費用はあくまで目安です。見積もりを取る際は、料金の内訳をしっかり確認することが重要です。特に、「ディレクション費」「デザイン費」「コーディング費」「ライティング費」「撮影費」などがそれぞれ明記されているか、修正対応の範囲や回数はどうなっているかを確認しましょう。

BPXでは「完全オリジナルデザイン」を推奨しております。ゼロからワイヤーフレームを構築し、見た目のキレイさ、カッコよさだけではなく“成果の出るランディングページ制作”を目的としておりますので、テンプレートではなく完全オリジナルストーリー・デザインをご提案させていただいております。

BPX 制作事例

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失敗しないランディングページ(LP)制作会社の選び方

制作会社のウェブサイトでポートフォリオを確認するのは基本ですが、デザインの好みで選んではいけません。もっとも重要なのは、自社の業界や取り扱う商材に近い分野での制作実績があるか、そしてそのランディングページでどのような成果(CVR改善率、問い合わせ数増加など)が出たのかを確認することです。成功事例が豊富な会社は、その業界特有のターゲット心理や訴求ポイントを熟知している可能性が高いです。具体的な数値で成果を公開している会社は、信頼性が高いと言えるでしょう。

ポイント1:自社の業界・商材での制作実績と成果

制作会社のウェブサイトでポートフォリオを確認するのは基本ですが、ただデザインの好みで選んではいけません。最も重要なのは、自社の業界や取り扱う商材に近い分野での制作実績があるか、そしてそのランディングページでどのような成果(CVR改善率、問い合わせ数増加など)が出たのかを確認することです。成功事例が豊富な会社は、その業界特有のターゲット心理や訴求ポイントを熟知している可能性が高いです。具体的な数値で成果を公開している会社は、信頼性が高いと言えるでしょう。

ポイント2:マーケティング視点での提案力

ランディングページは「綺麗なページ」を作ることが目的ではありません。「成果を出すこと」がゴールです。そのため、デザイン力だけでなく、マーケティング戦略に基づいた提案をしてくれる会社を選びましょう。最初のヒアリングで、以下のような質問を投げかけてくる会社は期待が持てます。

  • 今回のランディングページで達成したい具体的な目標(KGI/KPI)は何ですか?
  • ターゲット顧客はどのような人物像(ペルソナ)ですか?
  • 競合他社と比較した際の、御社のサービスや商品の強みは何ですか?
  • ランディングページへはどのような経路(広告、SNSなど)からの流入を想定していますか?

BPXではヒアリングシートを用いて顧客の課題を洗い出す手法をとっています。自社サービスの強みや競合情報をあらためて分析し、成果の出るランディングページ制作に取り組んでいます
これらの質問を通じて、ビジネスの根幹を理解し、成果につながる構成やデザインを論理的に提案させていただいております。

ポイント3:円滑なコミュニケーションと伴走型のサポート体制

ランディングページ制作は、制作会社に丸投げして終わるプロジェクトではありません。自社の想いや商品の魅力を正確に伝え、フィードバックを重ねながら一緒に作り上げていくプロセスが不可欠です。そのため、担当ディレクターのレスポンスの速さや丁寧さ、専門用語をかみ砕いて説明してくれるかなど、コミュニケーションの取りやすさは非常に重要です。契約前の打ち合わせ段階で、信頼関係を築けそうかを見極めましょう。

ポイント4:公開後の運用・改善(LPO)支援の有無

ランディングページは公開してからが本当のスタートです。ユーザーの反応を分析し、改善を繰り返す「LPO(ランディングページ最適化)」を行うことで、コンバージョン率は大きく向上します。制作だけでなく、公開後のアクセス解析、ヒートマップ分析、ABテストの実施といったLPO支援まで提供しているかは、長期的な成果を考える上で欠かせない選定基準です。

依頼から納品までの流れと期間

ランディングページ制作を外注した場合の一般的なプロセスと、必要な期間を把握しておくことで、スムーズにプロジェクトを進めることができます。
制作期間は依頼内容によって異なりますが、オリジナルデザインのLPを制作する場合、一般的には1.5ヶ月から3ヶ月程度を見ておくとよいでしょう。ただし、これは制作会社と依頼者側の連携がスムーズに進んだ場合の目安です。依頼者側の素材提供や確認作業が遅れると、その分期間も延長します。

一般的な制作フローと期間の目安

ヒアリング・要件定義(約1週間)ランディングページの目的、ターゲット、コンセプト、KPIなどを制作会社とすり合わせます。ランディングページ制作の成否を分ける最も重要な工程です。

企画・構成案(ワイヤーフレーム)作成(約1~2週間)ヒアリング内容を基に、ランディングページに掲載する情報の順番やレイアウトを定めた設計図(ワイヤーフレーム)を作成します。ここでコンテンツの骨格を固めます。
お見積もり・ご契約確定した要件と構成案に基づき、正式な見積もりが提示され、契約を締結します。
素材準備(原稿・画像・動画など)(随時)ランディングページに使用する文章(コピー)や写真、イラストなどの素材を準備します。依頼者側で用意する場合と、制作会社がライティングや撮影を行う場合があります。
デザイン制作(約2~3週間)ワイヤーフレームと素材を基に、ランディングページのビジュアルデザインを作成します。ブランドイメージやターゲットに響くデザインになっているかを確認します。
コーディング(実装)(約1~2週間)完成したデザインを、HTML/CSS/JavaScriptなどを用いてWebページとして構築します。スマートフォンでの表示(レスポンシブ対応)もこの工程で行います。
テスト・修正(約1週間)ブラウザでの表示崩れ、リンク切れ、誤字脱字などがないか最終チェックを行います。依頼者側での確認とフィードバックを経て、修正作業を行います。
納品・公開最終確認が完了したら、サーバーにアップロードしてランディングページを公開します。納品形式は制作会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

【完全ガイド】売れるランディングページ(LP)の作り方 9ステップ

ランディングページ(LP)の目的やメリットを理解したところで、いよいよ具体的な制作手順に入ります。ここでは、成果につながる「売れるランディングページ」を制作するための全9ステップを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。この手順に沿って進めることで、論理的で訴求力の高いランディングページを構築することが可能になります。

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ステップ1 目的(CV)とターゲットを明確にする

ランディングページ制作において最も重要な最初のステップが、目的とターゲットの明確化です。この土台が曖昧なままでは、どんなに優れたデザインやコピーも誰にも響かず、成果には繋がりません。「誰に」「何を伝え」「どんな行動を促すのか」というLPの根幹を定義する、極めて重要な工程です。
まず、ランディングページの目的であるコンバージョン(CV)を具体的に設定します。CVとは、LP上でユーザーに達成してもらいたい最終的な成果のことです。例えば、以下のようなものが挙げられます。

  • 商品やサービスの購入
  • お問い合わせ・資料請求
  • セミナーやイベントへの申し込み
  • メールマガジンの登録
  • 無料トライアルへのサインアップ

次に、その商品を誰に届けたいのか、ターゲットを具体的に設定します。これは「ペルソナ設定」とも呼ばれ、年齢、性別、職業、ライフスタイル、抱えている悩みや課題といった、架空の顧客像を詳細に作り上げる作業です。ペルソナを明確にすることで、ランディングページ全体のトーン&マナー、響くキャッチコピー、最適な訴求内容が自ずと定まります。

ステップ2 構成案(ワイヤーフレーム)を作成する

目的とターゲットが固まったら、次にLPの設計図となる「構成案(ワイヤーフレーム)」を作成します。ワイヤーフレームとは、どこに何をどのような順番で配置するのかを決める骨組みのことです。この段階で情報の流れを整理しておくことで、後のデザイン制作やライティングがスムーズに進み、手戻りを防ぐことができます。
ランディングページの構成は、大きく分けて「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つのブロックで構成されるのが一般的です。ユーザーの心理変容を促すストーリーを意識して、各要素を配置していきましょう。

LPの基本構成要素 ファーストビュー

ファーストビューは、ユーザーがランディングページにアクセスして最初に目にする画面エリアのことです。一般的に、ユーザーは最初の3秒でそのページを読み進めるか離脱するかを判断すると言われています。ここで「自分に関係がある」「もっと詳しく知りたい」と思わせることができなければ、その先の成果は望めません。直帰率を下げ、CVRを高めるための最重要エリアです。

構成要素と役割表
構成要素役割とポイント
キャッチコピーターゲットの心に突き刺さる最も重要なメッセージ。「誰のための」「どんな悩みを解決する」「どんな未来が手に入る」のかを端的に伝えます
メインビジュアル商品やサービスの世界観、ベネフィットを視覚的に伝える画像や動画。ターゲットが自分ごと化できるような素材を選びます
CTAボタンコンバージョンへ誘導するボタン。「今すぐ試す」「無料で資料請求」など、具体的な行動を促す文言を入れ、目立つように配置します
権威付け・実績「顧客満足度No.1」「導入実績〇〇社」といった客観的な事実を提示し、信頼性を高めます
ランディングページ(LP)の基本構成要素 ボディ

ボディはファーストビューで興味を持ったユーザーに対して、商品やサービスの魅力をより深く伝え、理解と納得を促すパートです。ユーザーが抱えるであろう疑問や不安を先回りして解消し、購入への期待感を高めていくためのストーリーを構築します。
一般的には、以下のような要素をユーザーの心理に沿った順番で配置します。

  • 共感・問題提起: 「こんなお悩みありませんか?」とターゲットの悩みを具体的に提示し、共感を呼び起こします
  • ベネフィットの提示: 商品・サービスを利用することで、ユーザーの悩みがどう解決され、どんな理想の未来が手に入るのか(ベネフィット)を魅力的に伝えます
  • 解決の根拠・商品の特徴: なぜそのベネフィットが実現できるのか、具体的な商品の特徴や他社との違いを示し、納得感を醸成します
  • お客様の声・導入事例: 第三者の評価を掲載することで、客観性と信頼性を高めます。「自分と同じような人も使っている」という安心感を与えます
  • よくある質問(Q&A): 購入前にユーザーが抱きがちな疑問に予め回答し、不安を取り除きます

BPXでは上記の要素に加え、広告運用やアフィリエイトで成果が出ているランディングページを分析しサービスのベネフィットによりマッチしたストーリー構築を行っております。

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ランディングページ(LP)の基本構成要素 クロージング

クロージングは、購入を迷っているユーザーの背中を最後の一押しし、行動を決定づけるための最終パートです。「今、行動すべき理由」を明確に提示し、コンバージョンへと確実に誘導します。
ボディで十分に高まった購入意欲を、実際の「申し込み」や「購入」というアクションに繋げるためのダメ押しのセクションです。

  • アクションの再喚起(CTA): CTAボタンを再度設置し、申し込みへの導線を分かりやすく示します
  • 限定性・緊急性の演出: 「本日限定価格」「先着100名様」といったオファーで、「今すぐ行動しないと損をする」という心理を喚起します
  • 申し込みプロセスの明記: 「簡単3ステップで完了」のように、申し込みが手軽であることを伝え、心理的なハードルを下げます
  • 追伸(P.S.): 最後に改めて、最も伝えたいメッセージやベネフィットを念押しします

ステップ3 心を掴むキャッチコピーを考える

構成案が固まったら、各セクションの文章、特にランディングページの顔となるキャッチコピーを考えます。キャッチコピーは、ファーストビューの成果を左右する非常に重要な要素です。ターゲットの悩みや欲求に直接語りかけ、ベネフィットが一目で伝わる言葉でなければなりません。以下のポイントを意識すると、より効果的なコピーを作成できます。

数字を入れる: 「満足度98%」「たった5分で」など、具体的な数字は説得力を高めます。
ターゲットを絞り込む: 「〇〇にお悩みの30代女性へ」のように呼びかけることで、自分ごととして捉えてもらいやすくなります。
ベネフィットを提示する: 商品の特徴(機能)ではなく、それによって得られる未来(ベネフィット)を語ります。
権威性を活用する: 「〇〇の専門家が監修」など、専門家や実績のお墨付きをアピールします。

ステップ4 訴求力のあるコンテンツ(文章と画像)を用意する

キャッチコピー以外の文章や、ランディングページ内で使用する画像・動画といったコンテンツを用意します。文章は、専門用語を避け、中学生でも理解できるような平易な言葉で書くことが基本です。ユーザーに語りかけるような口調で、論理的に、そして情熱的に商品の価値を伝えていきましょう。PASONAの法則やPREP法といったライティングのフレームワークを活用するのも有効です。
画像や動画は、文章だけでは伝わりにくい情報を補完し、ユーザーの理解を助ける重要な役割を担います。商品の使用シーンがイメージできる写真、お客様の喜びの声が伝わる動画、複雑な情報を整理した図解などを効果的に活用し、視覚的な訴求力を高めましょう。フリー素材ではなく、オリジナルの高品質な素材を用意することが理想です。

コンテンツが揃ったら、デザイナーがランディングページのデザインを制作します。ランディングページにおけるデザインの役割は、単に美しく飾ることではありません。情報を分かりやすく整理し、ユーザーの視線を意図通りに誘導し、最終的にCTAボタンのクリックへと導くことが最大の目的です。
ターゲットの年齢層や性別に合わせた配色やフォント選び、重要な情報が目立つようなレイアウト、クリックできると直感的に分かるボタンデザインなど、すべてがコンバージョン率に影響します。特にCTAボタンは、周囲の要素と比べて目立つ色(補色など)を使い、クリックをためらわせない文言を選ぶことが重要です。また、スマートフォンでの閲覧が主流となっているため、モバイルファーストの視点でデザインを行うことは必須条件です。

ステップ5 コンバージョンを高めるデザインを制作する

コンテンツが揃ったら、デザイナーがランディングページのデザインを制作します。ランディングページにおけるデザインの役割は、単に美しく飾ることではありません。情報を分かりやすく整理し、ユーザーの視線を意図通りに誘導し、最終的にCTAボタンのクリックへと導くことが最大の目的です。
ターゲットの年齢層や性別に合わせた配色やフォント選び、重要な情報が目立つようなレイアウト、クリックできると直感的に分かるボタンデザインなど、すべてがコンバージョン率に影響します。特にCTAボタンは、周囲の要素と比べて目立つ色(補色など)を使い、クリックをためらわせない文言を選ぶことが重要です。また、スマートフォンでの閲覧が主流となっているため、モバイルファーストの視点でデザインを行うことは必須条件です。

BPXではデザイン案を提出する際、デザインコンセプトシートを制作し提出しております。「なぜこのデザインなのか」を言語化する事でよりランディングページの制作意図をクライアント様にご理解いただいております、

ステップ6 コーディングまたはランディングページ(LP)制作ツールで実装する

完成したデザインを、Webブラウザで閲覧できる形に実装していく工程です。この実装方法には、大きく分けて2つの選択肢があります。
一つは、HTML、CSS、JavaScriptといった言語を用いてゼロから構築する「コーディング(フルスクラッチ)」です。デザインの再現性が高く、自由なカスタマイズが可能ですが、専門的な知識と技術が必要です。
もう一つは、「ランディングページ制作ツール」を利用する方法です。近年では、「ペライチ」や「STUDIO」といった、専門知識がなくてもドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でLPを作成できるツールが数多く存在します。予算や納期、社内のリソース状況に応じて、最適な実装方法を選択しましょう。どちらの方法でも、ページの表示速度を高速化するための画像圧縮や、スマートフォン表示に最適化されたレスポンシブ対応は欠かせません。

ステップ7 入力フォームを最適化する(EFO)

EFO(Entry Form Optimization)とは、お問い合わせや購入手続きで利用する入力フォームを、ユーザーがより入力しやすく、離脱しにくいように最適化することです。せっかく購入を決意したユーザーが、入力フォームの使いづらさを理由に離脱してしまうのは、非常にもったいない機会損失です。
CVRを最大化するためには、この最後の砦である入力フォームの最適化が不可欠です。具体的な施策としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 入力項目を必要最小限に絞る
  • 必須項目と任意項目を明確に区別する
  • 入力例(プレースホルダー)を表示する
  • 郵便番号を入力すると住所が自動で補完される機能をつける
  • エラーが発生した場合、どの項目がなぜエラーなのかをリアルタイムで分かりやすく表示する

ステップ8 公開前の最終チェックを行う

ランディングページが完成したら、公開前に必ず最終チェックを行います。細かなミスがユーザーの信頼を損ない、コンバージョン率の低下に直結することもあります。複数人で、異なる視点からチェックするのが理想です。
特に、デバイスやブラウザごとの表示崩れ、リンク切れ、フォームの動作確認は入念に行いましょう。以下のチェックリストを参考に、漏れなく確認してください。

チェック表
チェック項目分類具体的な確認内容
表示確認PC、スマートフォン、タブレットなど、各種デバイスでレイアウトが崩れていないか。Google Chrome, Safari, Microsoft Edgeなど、主要なブラウザで表示に問題がないか
動作確認全てのCTAボタンやリンクが正しく機能するか。入力フォームを実際に送信してみて、サンクスページまで正常に遷移するか。自動返信メールは届くか
コンテンツ確認誤字脱字はないか。記載されている情報(価格、期間など)に誤りはないか。画像は正しく表示されているか
技術的確認Google Analyticsなどのアクセス解析タグや、広告用のコンバージョンタグが正しく設置されているか。ページの表示速度は遅すぎないか

ステップ9 公開後に効果測定と改善(LPO)を繰り返す

ランディングページは、公開して終わりではありません。むしろ、公開してからが本当のスタートです。公開後は、LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)を行い、継続的に成果を高めていく必要があります。ランディングページは一度作ったら完成ではなく、データに基づいて改善を繰り返す「育てていく」ものという意識が重要です。
まずは、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使って、アクセス数、直帰率、滞在時間、CVRといった数値を把握します。さらに、ヒートマップツールを導入すれば、ユーザーがページのどこを熟読し、どこで離脱しているのかを視覚的に分析できます。
これらのデータから課題を発見し、「キャッチコピーを変えれば直帰率が下がるのではないか」「CTAボタンの色を変えればクリック率が上がるのではないか」といった仮説を立てます。そして、その仮説を検証するためにA/Bテストを実施します。A/Bテストとは、一部の要素だけが異なる2つのパターンのLPを用意し、どちらがより高い成果を出すかを比較検証する手法です。この「分析→仮説→実行→検証」のサイクルを回し続けることで、ランディングページの成果を最大化していくことができます。


BPXでは自社事業のマーケティングデータを含め、広告運用から制作、分析まで社内で行います。窓口が一本化されているので「誰に何を依頼すればよいのか?」という煩わしさはありません。

参考になるBPX制作ランディングページ事例

ランディングページ制作の理論や作り方を学んだ後は、実際の優れた事例を分析することが、成果の出るランディングページを制作するための近道です。ここでは、構成、デザイン、コピーライティングの各要素が巧みに組み合わされ、高いコンバージョン率を誇るBPXのランディングページをご紹介します。自社の商材やターゲットに合わせて、参考になるポイントをぜひ見つけてください。
BPX 制作事例

BPX 公式ポートフォリオ

初心者でも簡単 おすすめのランディングページ(LP)制作ツール

ランディングページ制作を内製する場合、専門的なコーディング知識がなくてもランディングページを作成できる「ランディングページ制作ツール」が活用できます。これらのツールは、豊富なテンプレートや直感的な操作性で、誰でもランディングページをスピーディかつ低コストで制作できる点が大きな魅力です。
ここでは、数あるツールの中から自社に最適なものを選ぶためのポイントと、初心者にもおすすめの代表的なツールを比較・解説します。

ランディングページ(LP)制作ツールを選ぶ3つのポイント

ポイント1: 目的と必要な機能

まず、ランディングページを制作する目的を明確にしましょう。例えば、見込み客の情報を獲得したいのか、商品を直接販売したいのか、イベントへの参加を促したいのかによって、必要となる機能は異なります。
最低限チェックしたい機能は「テンプレートの豊富さ」「レスポンシブ対応」「フォーム作成機能」です。さらに、公開後の改善(LPO)を見据えるなら、A/Bテスト機能やヒートマップなどの分析機能が搭載されているツールを選ぶと良いでしょう。BtoBビジネスであれば、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)との連携機能も重要な選定基準となります。

ポイント2: 料金プランと費用対効果

ランディングページ制作ツールには、無料で始められるものから高機能な有料プランまで、様々な料金体系が存在します。多くのツールでは、作成できるページ数、利用できる機能、独自ドメインの使用可否などによってプランが分かれています。
注意すべきは、単に月額料金の安さだけで選ばないことです。自社の目的に必要な機能を備えた上で、もっともコストパフォーマンスの高いプランはどれかという視点で検討しましょう。多くのツールには無料トライアル期間が設けられているため、実際に使用感を試してから本格導入を判断するのがおすすめです。

ポイント3: 操作性とサポート体制

特にWeb制作の初心者にとっては、ツールの使いやすさが制作効率を大きく左右します。ドラッグ&ドロップで直感的に要素を配置できるか、専門知識がなくてもデザインのカスタマイズが容易か、といった操作性は必ず確認しましょう。
また、操作に迷った際やトラブルが発生した際に、迅速に対応してくれるサポート体制が整っているかも重要です。日本語でのチャットサポートや電話サポート、充実したオンラインヘルプやチュートリアルが用意されているツールを選ぶと、安心して制作に取り組むことができ、結果的に時間的コストの削減にも繋がります。

【比較表】目的別おすすめランディングページ(LP)制作ツール4選

ここでは、国内で人気があり、初心者でも扱いやすい代表的なLP制作ツールを4つ厳選し、その特徴を比較表にまとめました。ツール選びの参考にしてください。

特徴比較表
ツール名特徴料金(月額/税抜)おすすめユーザー
ペライチとにかく簡単・スピーディ。テンプレートを選んでテキストと画像を差し替えるだけで完成。決済機能も簡単に追加可能フリープラン(0円)〜
ビジネスプラン(3,980円)など
個人事業主、小規模ビジネス、初めてLPを作る方、とにかく早く公開したい方
STUDIOデザインの自由度が非常に高いノーコードツール。白紙からでもプロ並みのデザインを構築可能。共同編集機能も充実Freeプラン(0円)〜
Businessプラン(4,980円)など
デザインにこだわりたい方、Webデザイナー、スタートアップ企業、制作会社
Wix世界的なシェアを誇るホームページビルダー。豊富な機能とアプリでLPの拡張性が高い。予約機能やネットショップ機能も強力無料プランあり
アドバンスプラン(2,600円)など
多機能なLPを制作したい方、将来的にホームページ全体への拡張を考えている方
HubSpotMA(マーケティングオートメーション)ツールに付属するLP制作機能。CRMとの連携が強力で、リード獲得後の顧客育成まで一元管理可能無料ツールあり
Starterプラン(6,000円〜)など
BtoB企業、リード獲得と育成を効率化したいマーケティング担当者
ペライチ: とにかく手軽に始めたい方向け

「ペライチ」は、その名の通り1枚のWebページを驚くほど簡単に作成できる国産ツールです。専門知識は一切不要で、豊富なテンプレートを選び、テキストと画像を入れ替えるだけでランディングページが完成します。無料プランから始められる手軽さに加え、有料プランでは決済機能や予約機能、フォームの設置も簡単に行えるため、小規模な商品販売やセミナー集客に最適です。まずはLP制作を試してみたいという方に最もおすすめできるツールの一つです。

STUDIO: デザインにこだわりたい方向け

「STUDIO」は、コーディングなしで自由自在なデザインを実現できるノーコードツールです。白紙の状態から、まるでデザインソフトを扱うような感覚でランディングページを構築できるため、テンプレートにはないオリジナリティの高いデザインを追求したい方に適しています。レスポンシブデザインにも細かく対応でき、複数人での同時編集も可能なため、デザインチームでの利用や、クオリティを重視するスタートアップ企業にも選ばれています。

Wix: 多機能で拡張性を求める方向け

「Wix」は世界中で利用されているホームページビルダーですが、ランディングページ制作ツールとしても非常に強力です。ドラッグ&ドロップエディタの使いやすさはもちろん、「Wix App Market」で提供される豊富なアプリを追加することで予約システム、イベント管理、チャット機能などを自由に拡張できます。ランディングページを起点として、将来的にブログやECサイトなど、より大規模なWebサイトへ発展させていきたい場合に最適なプラットフォームです。

HubSpot: BtoBマーケティングを強化したい方向け

「HubSpot」は、ランディングページ制作機能を持つMA(マーケティングオートメーション)プラットフォームです。このツールの最大の強みは、LPのフォームから獲得したリード(見込み客)情報が自動的にCRM(顧客関係管理)に登録され、その後のメール配信や営業活動までを一気通貫で管理できる点にあります。ランディングページ単体での成果だけでなく、その後のマーケティング・セールス活動全体の効率化と成果最大化を目指すBtoB企業にとって、非常に強力な選択肢となるでしょう。

まとめ

本記事では、ランディングページ(LP)の基礎知識から、メリット・デメリット、具体的な制作方法までを網羅的に解説してきました。ランディングページは商品やサービスの魅力を1ページに凝縮し、コンバージョン獲得に特化した強力なWebページです。成果を出すランディングページの鍵は、明確な目的設定とターゲットに響く構成、そして公開後の継続的な改善にあります。本記事で紹介した作り方のステップを参考に、ぜひ売上向上に繋がるランディングページ制作に挑戦してみてください。

BPXでは広告運用やクリエイティブ制作はもちろん、ASPと広告主の橋渡し役としてASP業務フォローや情報補完などのサービスを提供しています。気になった方はぜひお問い合わせください。

都留 樹生

このブログの監修者

都留 樹生

株式会社BPX 取締役COO 学生時代の友人である社長に拾われ創業時にFREEDiVEにジョイン。 成功報酬(アフィリエイト)領域の広告に対する知見と戦略設計で、200社以上の運用実績を持ち、BPXを売上0から7億円の企業に。 個人でも8年間PPC系のアフィリエイターとして活動している。

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