ランディングページ(LP)制作で成果を出すには、明確な「型」と制作の秘訣があります。本記事では、LPの基礎知識やホームページとの違いから、高CVRを実現する制作9ステップ、さらには制作会社の選び方・費用相場・おすすめツールまでを解説します。この記事を読めば、LP制作を外注する際に押さえるべきポイントと、成果につながる発注の判断基準がわかります。
ランディングページ(LP)とは|1枚で成果を出すWebページ
ランディングページ(Landing Page)、通称「LP」とは、直訳すると「着地ページ」です。広義では検索結果・Web広告・SNS投稿などを経由してユーザーが最初に訪問するページ全般を指しますが、Webマーケティングの文脈では商品購入・問い合わせなど特定のコンバージョン獲得に特化した、縦長1枚構成のWebページを意味します。
LPは他ページへのリンクを極力排除し、ユーザーを迷わせずに「申し込み」や「購入」へ一直線に誘導する設計です。インターネット上の敏腕セールスマンとも言える、戦略的なWebページです。
ランディングページ(LP)とホームページの決定的な違い
LPと一般的なホームページ(コーポレートサイト等)は、「目的」と「構造」が根本的に異なります。ホームページが企業の総合案内所として幅広い情報を提供するのに対し、LPはただひとつの目的を達成するために存在します。
ランディングページ(LP)とホームページ比較表
| 比較項目 | ランディングページ(LP) | ホームページ |
| 目的 | 購入・問い合わせ・資料請求などコンバージョン獲得に特化 | 情報提供・ブランディング・採用など複数目的 |
| 構造 | 縦長の1ページで完結 | トップページを起点とした階層構造 |
| リンク | CVボタン以外の離脱リンクは基本なし | グローバルナビや内部リンクが多数 |
| 主な集客方法 | リスティング・ディスプレイ・SNS広告 | SEO・SNS・広告・直接訪問など多岐にわたる |
| ターゲット | 商品・サービスに関心を持つ「顕在層」 | 潜在層から既存顧客・取引先まで幅広い |
ホームページが百科事典なら、LPは特定の商品・サービスを売り込むためのセールスレターです。それぞれの役割を理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。
ランディングページ(LP)の目的とビジネスにおける重要性
LPの目的は「コンバージョン(CV)の獲得」です。具体的なCVの例としては以下が挙げられます。
- 商品・サービスの購入
- 問い合わせ・相談申し込み
- ホワイトペーパー・資料請求
- セミナー・ウェビナー参加登録
- メールマガジン購読登録
- 無料トライアル・アカウント開設
LPが重要視される理由は、広告効果を最大化し、ビジネスの成長を直接的に加速させる力を持っているからです。多額の費用をかけたWeb広告の受け皿がホームページのトップページだった場合、ユーザーは目的の情報にたどり着く前に離脱します。一方、広告専用のLPを用意すれば、ユーザーは広告との一貫性ある情報にスムーズに触れ、購入・申し込みへと集中できます。結果として広告の費用対効果(ROAS)は大きく向上します。
LPは一度作成すれば24時間365日稼働する営業担当者です。見込み客の獲得から売上向上まで、ビジネスの成果に直結する不可欠なマーケティングツールと言えます。
ランディングページ(LP)制作のメリット・デメリット
LPはWebマーケティングにおける強力な武器ですが、万能ではありません。自社の目的・リソースに合わせて活用するため、メリットとデメリットを正しく把握しておきましょう。

ランディングページ(LP)制作の4つのメリット
メリット1:コンバージョン率(CVR)が高い
LPの最大のメリットは、CVR向上に特化した設計にある点です。1つのゴールにユーザーを誘導し、情報をストーリー立てて訴求することで購買意欲を段階的に高め、最終的なアクションへ力強く後押しします。
メリット2:ターゲットに特化した訴求ができる
広告やキャンペーンごとに特定のターゲット層へ内容を最適化できます。「エイジングケア 化粧品 50代」で検索したユーザー向けLPと、若年層向けSNS広告のLPは内容・デザインを別々に設計できます。流入経路やターゲット属性に合わせてメッセージを細かく調整できるため、ユーザーは「このページは自分のためにある」と感じ、高い反応率が期待できます。
メリット3:デザインや構成の自由度が高い
サイト全体のデザイン統一が求められるホームページと異なり、LPは独立した1枚のページです。商品・サービスのブランドイメージに合わせて大胆かつ自由にデザインを構築できます。インパクトのある動画やアニメーションを活用し、競合との差別化を図れます。
メリット4:効果測定と改善(LPO)がしやすい
広告からの直接流入がメインのため、「どの広告からのユーザーがどれくらいCVしたか」が明確に測定できます。アクセス解析ツールやヒートマップと組み合わせれば離脱ポイントも特定でき、ABテストによるLPO(ランディングページ最適化)でCVRを継続的に改善できます。
知っておきたいランディングページ(LP)制作の2つのデメリット
デメリット1:制作にコストと時間がかかる
成果の出るLPには、戦略設計・市場リサーチ・コピーライティング・デザイン・コーディングと多くの専門工程が必要です。制作会社への外注では数十万円以上が相場であり、内製でも専門人材の確保や工数が必要です。高品質を目指すほどコストと時間は増加します。
デメリット2:直帰率が高くなりやすくSEOに不向き
コンバージョンに集中させる設計上、ユーザーが求める情報とわずかにズレるだけで即離脱しやすい構造です。また1ページに情報を集約する構成は、多様なキーワードで上位を狙うSEOには向きません。LPへの集客はリスティング広告・SNS広告などの有料広告が主軸になります。
ランディングページとホームページ 特性比較表
| 項目 | ランディングページ(LP) | ホームページ |
| 目的 | コンバージョン獲得に特化 | 情報提供・ブランディングなど多岐にわたる |
| 構成 | 縦長の1ページ構成 | 複数ページによる階層構造 |
| リンク | CVボタンなどへのリンクに限定 | サイト内回遊を促す内部リンクが多数 |
| 集客方法 | Web広告(リスティング・SNS広告等)がメイン | SEO・SNS・広告など多様な経路 |
| 直帰率 | 高くなる傾向 | 低く抑えることを目指す |
ランディングページ(LP)制作方法は主に2つ
LP制作の方法は「専門の制作会社に外注する」と「自社で内製する」の2択です。企業の予算・目的・社内リソース・求めるクオリティによって最適な選択は異なります。
専門の制作会社に依頼する(外注)
LP制作を専門とするWeb制作会社や広告代理店に依頼する方法です。企画戦略からデザイン・コーディング・公開後のLPOまでをトータルで任せられます。社内にノウハウがない場合や、事業成果に直結する重要なLPを確実に成功させたい場合に最適な選択肢です。
制作会社への依頼(外注)のメリット・デメリット
| 項目 | 詳細 |
| メリット | ・マーケティング視点を取り入れた戦略的な構成・デザインを提案してもらえる ・コピーライティング・デザイン・コーディング各分野の専門家が担当し、全体品質が高い ・自社担当者はディレクションに集中でき、制作工数を大幅削減できる ・企画から運用改善までワンストップで依頼できる場合がある |
| デメリット | ・内製に比べ費用が高額(数十万〜数百万円が目安) ・意思疎通がうまくいかないと意図と異なるLPになるリスクがある ・打ち合わせや修正のやり取りで制作期間が長くなる(1〜3ヶ月程度) ・簡単なテキスト修正でも依頼が必要な場合があり、スピード感に欠けることがある |
| 向いているケース | ・LP制作のノウハウや専門人材が社内にいない企業 ・高いCVRを達成したい企業 ・コア業務に集中したく、LP制作に割く時間がない企業 ・デザイン性・独自性の高いLPを求める企業 |
自社で内製する(ツール利用またはフルスクラッチ)
外部に依頼せず自社リソースで制作する方法です。「ランディングページ制作ツール」を使うアプローチと、デザイナー・エンジニアがゼロからコーディングする「フルスクラッチ」の2種類があります。内製の最大の魅力はコスト削減と、自社タイミングで自由に制作・修正できる柔軟性です。
自社内製の主な方法と特徴
| 制作方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
| LP制作ツールの利用 | ペライチ・STUDIO・Wixなどのノーコード・ローコードツールでテンプレートを活用して制作 | ・HTMLの知識不要で直感的に作成できる ・低コスト(月額数千円〜)かつ短期間で公開可能 ・A/Bテスト機能などLPOに役立つ機能が搭載されている場合が多い | ・テンプレート依存でデザインの自由度が低い ・複雑な機能は実装できない ・月額利用料などランニングコストが発生する |
| フルスクラッチ | HTML/CSS/JavaScriptを用いてデザインからコーディングまで自社でゼロから構築 | ・デザイン・機能の自由度が最も高く完全オリジナルのLPを作れる ・ツール利用料がかからず、サーバー代のみで運用できる ・ページ表示速度などを細かく最適化できる | ・デザイン・コーディングの専門知識を持つ人材が必須 ・企画から実装まで多くの工数がかかる ・担当者退職時に更新・修正が困難になる属人化リスクがある |
「品質」「コスト」「スピード」「運用体制」の4軸でどの要素を最も重視するかを整理することが、最適な制作方法を選ぶ第一歩です。
ランディングページ(LP)制作を外注する際のポイント
LP制作を外注する際は、費用相場の理解・失敗しない制作会社の選び方・依頼から納品までの流れを把握しておくことが成果への近道です。
ランディングページ(LP)制作の費用相場と料金体系
LP制作の費用は作業範囲・仕様によって大きく変動します。「テンプレート利用」か「オリジナルデザイン」か、またどこまでマーケティング支援を依頼するかで3つの価格帯に分かれます。
LP制作の費用相場と作業内容の目安
| 価格帯 | 費用相場 | 主な作業内容と特徴 |
| 低価格帯 | 10万円〜30万円 | ・既存テンプレートを使用したデザイン ・原稿・画像素材は依頼者側で用意 ・基本的なコーディングのみ(レスポンシブ対応は別料金の場合も) ・修正回数に制限がある場合が多い |
| 中価格帯 | 30万円〜60万円 | ・完全オリジナルデザインでの制作 ・構成案の作成・コピーライティング・写真撮影を含む ・競合調査や簡単な市場分析 ・基本的なSEO対策・レスポンシブ対応込み |
| 高価格帯 | 60万円以上 | ・戦略設計からのトータルサポート ・詳細な市場・競合分析・ペルソナ設計 ・動画制作やインタラクティブな要素の実装 ・公開後の効果測定・ABテスト・LPOコンサルティング ・CRM/SFAなど外部システム連携 |
見積もりを取る際は「ディレクション費」「デザイン費」「コーディング費」「ライティング費」「撮影費」の内訳と、修正対応の範囲・回数を必ず確認しましょう。
BPXでは「完全オリジナルデザイン」を推奨しています。ゼロからワイヤーフレームを構築し、見た目の美しさだけでなく成果の出るLP制作を目的に、オリジナルストーリー・デザインをご提案します。

失敗しないランディングページ(LP)制作会社の選び方
制作会社を選ぶ際、デザインの好みだけで判断してはいけません。最も重要なのは自社の業界・商材に近い分野での制作実績と、具体的な成果数値(CVR改善率・問い合わせ数増加など)を公開しているかどうかです。
ポイント1:自社の業界・商材での制作実績と成果
ポートフォリオで確認すべきは「デザインの好み」ではなく「自社業界での実績と成果」です。同業界の事例が豊富な会社はターゲット心理や訴求ポイントを熟知しており、具体的な数値で成果を公開している会社ほど信頼性が高いと言えます。
ポイント2:マーケティング視点での提案力
LPのゴールは「綺麗なページを作ること」ではなく「成果を出すこと」です。最初のヒアリングで以下のような質問をしてくる会社は、マーケティング視点での提案力があります。
- 達成したい具体的な目標(KGI/KPI)は何か
- ターゲット顧客のペルソナはどのような人物像か
- 競合他社と比較した自社の強みは何か
- どの経路(広告・SNSなど)からの流入を想定しているか
BPXではヒアリングシートで顧客の課題を洗い出し、自社サービスの強みや競合情報を分析した上で成果の出るLP制作に取り組んでいます。これらの質問を通じてビジネスの根幹を理解し、成果につながる構成・デザインを論理的に提案します。
ポイント3:円滑なコミュニケーションと伴走型のサポート体制
LP制作は制作会社に丸投げして完結するプロジェクトではありません。自社の想い・商品の魅力を正確に伝え、フィードバックを重ねながら一緒に作り上げるプロセスが必要です。担当ディレクターのレスポンスの速さや専門用語をかみ砕いて説明してくれるかどうかは、契約前の打ち合わせ段階で見極めましょう。
ポイント4:公開後の運用・改善(LPO)支援の有無
LPは公開してからが本当のスタートです。制作だけでなく、公開後のアクセス解析・ヒートマップ分析・ABテストといったLPO支援まで提供しているかは、長期的な成果を考える上で欠かせない選定基準です。
依頼から納品までの流れと期間
オリジナルデザインのLPを制作する場合、一般的に1.5ヶ月〜3ヶ月程度が目安です。依頼者側の素材提供・確認作業が遅れると期間も延長します。
一般的な制作フローと期間の目安
| 工程 | 期間の目安 | 内容 |
| ヒアリング・要件定義 | 約1週間 | 目的・ターゲット・コンセプト・KPIをすり合わせる。成否を分ける最重要工程 |
| 企画・ワイヤーフレーム作成 | 約1〜2週間 | 情報の順番とレイアウトを定めた設計図(ワイヤーフレーム)を作成。コンテンツの骨格を固める |
| 見積もり・契約 | 随時 | 確定した要件と構成案に基づき正式見積もりを提示し、契約を締結 |
| 素材準備 | 随時 | 原稿・写真・動画などの素材を準備。依頼者側で用意する場合と制作会社が担当する場合がある |
| デザイン制作 | 約2〜3週間 | ワイヤーフレームと素材をもとにビジュアルデザインを作成。ブランドイメージへの適合を確認 |
| コーディング(実装) | 約1〜2週間 | HTML/CSS/JavaScriptでWebページとして構築。レスポンシブ対応もこの工程で実施 |
| テスト・修正 | 約1週間 | 表示崩れ・リンク切れ・誤字脱字などを最終確認。依頼者のフィードバックを経て修正 |
| 納品・公開 | — | 最終確認後にサーバーへアップロードして公開。納品形式は事前に確認を |
【完全ガイド】売れるランディングページ(LP)の作り方 9ステップ
LPの目的やメリットを理解したところで、具体的な制作手順に入ります。この9ステップに沿って進めることで、論理的で訴求力の高いLPを構築できます。

ステップ1:目的(CV)とターゲットを明確にする
最初のステップは目的とターゲットの明確化です。この土台が曖昧なまま制作を進めると、どんなに優れたデザインやコピーも成果につながりません。「誰に」「何を伝え」「どんな行動を促すか」というLPの根幹を定義する、最重要工程です。
まずCVを具体的に設定します。購入・問い合わせ・資料請求・セミナー申し込み・メルマガ登録・無料トライアルなど、LPで達成したい最終成果を明確にしましょう。次にペルソナ設定です。年齢・性別・職業・ライフスタイル・抱える悩みを詳細に作り上げることで、LPのトーン・キャッチコピー・訴求内容が自ずと定まります。
ステップ2:構成案(ワイヤーフレーム)を作成する
目的とターゲットが固まったら、LPの設計図となるワイヤーフレームを作成します。どこに何をどの順番で配置するかを決める骨組みです。この段階で情報の流れを整理しておくことで、後のデザイン・ライティングがスムーズに進み、手戻りを防げます。
LPの構成は「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3ブロックが基本です。
LPの基本構成要素①ファーストビュー
ファーストビューはユーザーが最初に目にするエリアです。ユーザーは最初の3秒でページを読み続けるか離脱するかを決めると言われており、「自分に関係がある」「もっと詳しく知りたい」と思わせる直帰率低下・CVR向上のための最重要エリアです。
ファーストビュー構成要素と役割
| 構成要素 | 役割とポイント |
| キャッチコピー | 「誰のための」「どんな悩みを解決する」「どんな未来が手に入る」のかを端的に伝える最重要メッセージ |
| メインビジュアル | 商品・サービスの世界観やベネフィットを視覚的に伝える画像・動画。ターゲットが自分ごと化できる素材を選ぶ |
| CTAボタン | 「今すぐ試す」「無料で資料請求」など具体的な行動を促す文言を入れ、目立つ位置に配置 |
| 権威付け・実績 | 「顧客満足度No.1」「導入実績〇〇社」などの客観的な事実で信頼性を高める |
LPの基本構成要素②ボディ
ボディはファーストビューで興味を持ったユーザーに対し、商品・サービスの魅力を深く伝え、理解と納得を促すパートです。ユーザーの疑問や不安を先回りして解消し、購入への期待感を高めるストーリーを構築します。
- 共感・問題提起:ターゲットの悩みを具体的に提示し、共感を呼び起こす
- ベネフィットの提示:サービスを使って得られる理想の未来を魅力的に伝える
- 解決の根拠・商品の特徴:なぜそのベネフィットが実現できるか、他社との違いを示す
- お客様の声・導入事例:第三者の評価で客観性と信頼性を高める
- よくある質問(Q&A):購入前の疑問に予め回答し、不安を取り除く
BPXでは上記の要素に加え、広告運用やアフィリエイトで成果が出ているLPを分析し、サービスのベネフィットにより最適なストーリーを構築しています。
LPの基本構成要素③クロージング
クロージングは購入を迷っているユーザーの背中を最後の一押しし、行動を決定づける最終パートです。
- アクションの再喚起(CTA):CTAボタンを再設置し申し込みへの導線を示す
- 限定性・緊急性の演出:「本日限定価格」「先着100名様」など「今すぐ行動すべき理由」を提示
- 申し込みプロセスの明記:「簡単3ステップで完了」など心理的ハードルを下げる
- 追伸(P.S.):最も伝えたいメッセージやベネフィットを最後に念押しする
ステップ3:心を掴むキャッチコピーを考える
キャッチコピーはファーストビューの成果を左右する要素です。ターゲットの悩みや欲求に直接語りかけ、ベネフィットが一目で伝わる言葉を選びましょう。効果的なコピーを作るポイントは4つです。
「満足度98%」「たった5分で」のように具体的な数字を入れると説得力が上がります。「〇〇にお悩みの30代女性へ」のようにターゲットを絞り込むと自分ごとにしてもらいやすくなります。商品の機能ではなく得られる未来(ベネフィット)を語ることも重要です。「〇〇の専門家が監修」など権威性のアピールも有効です。
ステップ4:訴求力のあるコンテンツ(文章と画像)を用意する
文章は専門用語を避け、中学生でも理解できる平易な言葉で書くことが基本です。ユーザーに語りかけるような口調で、論理的かつ情熱的に商品の価値を伝えましょう。PASONAの法則やPREP法などのライティングフレームワークの活用も有効です。
画像・動画は文章だけでは伝わりにくい情報を補完し、視覚的な訴求力を高めます。商品の使用シーンがイメージできる写真、顧客の喜びが伝わる動画、複雑な情報を整理した図解を効果的に活用しましょう。フリー素材ではなくオリジナルの高品質素材が理想です。
ステップ5:コンバージョンを高めるデザインを制作する
LPにおけるデザインの役割は、単に美しく飾ることではありません。情報を分かりやすく整理し、ユーザーの視線を意図通りに誘導して最終的にCTAボタンのクリックへと導くことが最大の目的です。
ターゲットの年齢・性別に合わせた配色・フォント選び、重要情報が目立つレイアウト、直感的にクリックできると分かるボタンデザインはすべてCVRに影響します。CTAボタンは周囲と補色関係にある目立つ色を使い、クリックをためらわせない文言を選びましょう。スマートフォン閲覧が主流の現在、モバイルファーストのデザインは必須条件です。
BPXではデザイン案を提出する際にデザインコンセプトシートを制作し「なぜこのデザインなのか」を言語化することで、クライアントにLP制作の意図を正確に伝えています。
ステップ6:コーディングまたはLP制作ツールで実装する
完成したデザインをWebブラウザで閲覧できる形に実装します。HTML/CSS/JavaScriptでゼロから構築する「コーディング(フルスクラッチ)」と、「ペライチ」「STUDIO」などのノーコードツールを使う方法の2択があります。予算・納期・社内リソースに応じて選択しましょう。どちらの方法でも画像圧縮によるページ表示速度の高速化と、スマートフォン表示のレスポンシブ対応は必須です。
ステップ7:入力フォームを最適化する(EFO)
EFO(Entry Form Optimization)とは、問い合わせ・購入手続きで使う入力フォームをユーザーが入力しやすく離脱しにくい形に最適化することです。購入を決意したユーザーがフォームの使いづらさで離脱するのは最も防ぎたい機会損失です。具体的な施策としては以下があります。
- 入力項目を必要最小限に絞る
- 必須・任意項目を明確に区別する
- 入力例(プレースホルダー)を表示する
- 郵便番号入力で住所を自動補完する
- エラー発生時にどの項目がなぜエラーかをリアルタイムで表示する
ステップ8:公開前の最終チェックを行う
完成したLPは公開前に必ず最終チェックを行います。細かなミスがユーザーの信頼を損ない、CVR低下に直結することもあります。デバイス・ブラウザごとの表示崩れ、リンク切れ、フォームの動作確認は特に入念に確認しましょう。
公開前チェックリスト
| チェック分類 | 確認内容 |
| 表示確認 | PC・スマートフォン・タブレットでレイアウト崩れがないか。Chrome・Safari・Edgeなど主要ブラウザで表示に問題がないか |
| 動作確認 | 全CTAボタン・リンクが正しく機能するか。フォームを実際に送信してサンクスページへ正常に遷移するか。自動返信メールは届くか |
| コンテンツ確認 | 誤字脱字はないか。価格・期間などの情報に誤りはないか。画像は正しく表示されているか |
| 技術的確認 | Google Analyticsなどのアクセス解析タグや広告のCVタグが正しく設置されているか。ページ表示速度は遅すぎないか |
ステップ9:公開後に効果測定と改善(LPO)を繰り返す
LPは公開してからが本当のスタートです。データに基づいて改善を繰り返す「育てていく」ものという意識が、長期的な成果向上のカギです。
Google Analyticsでアクセス数・直帰率・滞在時間・CVRを把握し、ヒートマップツールでユーザーがどこで離脱しているかを視覚的に分析します。そのデータをもとに「キャッチコピーを変えれば直帰率が下がるか」「CTAボタンの色を変えればクリック率が上がるか」などの仮説を立て、ABテストで検証します。「分析→仮説→実行→検証」のサイクルを回し続けることでCVRを最大化できます。
BPXでは自社事業のマーケティングデータを含め、広告運用・制作・分析を社内で一貫して対応しています。窓口が一本化されているため「誰に何を依頼すればよいか」という煩わしさがありません。
参考になるBPX制作ランディングページ事例
LP制作の理論を学んだ後は、実際の優れた事例を分析することが成果への近道です。構成・デザイン・コピーライティングの各要素が巧みに組み合わさったBPXのLP制作事例をぜひご覧ください。自社の商材やターゲットに合わせて参考になるポイントを見つけてください。

初心者でも簡単|おすすめのランディングページ(LP)制作ツール
LP制作を内製する場合は、専門的なコーディング知識がなくてもLPを作れる「LP制作ツール」が活用できます。豊富なテンプレートと直感的な操作性で、スピーディかつ低コストでの制作が可能です。
ランディングページ(LP)制作ツールを選ぶ3つのポイント
ポイント1:目的と必要な機能
LP制作の目的(リード獲得・商品販売・イベント集客など)によって必要な機能は異なります。最低限チェックしたいのは「テンプレートの豊富さ」「レスポンシブ対応」「フォーム作成機能」の3点です。公開後のLPOを見据えるならA/Bテスト・ヒートマップ機能が搭載されているツールを選びましょう。BtoBならCRM/SFAとの連携機能も重要な選定基準です。
ポイント2:料金プランと費用対効果
月額料金の安さだけで選ばないことが重要です。自社の目的に必要な機能を備えた上で最もコストパフォーマンスの高いプランを選ぶという視点で検討しましょう。多くのツールに無料トライアル期間が設けられているため、実際に使用感を試してから本格導入を判断するのがおすすめです。
ポイント3:操作性とサポート体制
Web制作初心者にとってはツールの使いやすさが制作効率を大きく左右します。日本語でのチャット・電話サポートや充実したオンラインヘルプが用意されているツールを選ぶと、トラブル時の対応が迅速になり結果的に時間的コストの削減にもつながります。
【比較表】目的別おすすめランディングページ(LP)制作ツール4選
LP制作ツール特徴比較表
| ツール名 | 特徴 | 料金(月額/税抜) | おすすめユーザー |
| ペライチ | テンプレートを選びテキストと画像を差し替えるだけで完成。決済機能も簡単に追加可能 | フリープラン(0円)〜ビジネスプラン(3,980円)など | 個人事業主・小規模ビジネス・初めてLPを作る方・とにかく早く公開したい方 |
| STUDIO | デザインの自由度が高いノーコードツール。白紙からプロ並みのデザインを構築可能。共同編集機能も充実 | Freeプラン(0円)〜Businessプラン(4,980円)など | デザインにこだわりたい方・Webデザイナー・スタートアップ・制作会社 |
| Wix | 世界的シェアのホームページビルダー。豊富なアプリで拡張性が高く、予約・ネットショップ機能も強力 | 無料プランあり〜アドバンスプラン(2,600円)など | 多機能なLPを制作したい方・ホームページ全体への拡張を考えている方 |
| HubSpot | MAツールに付属するLP制作機能。CRMとの連携が強力で、リード獲得後の顧客育成まで一元管理できる | 無料ツールあり〜Starterプラン(6,000円〜)など | BtoB企業・リード獲得と育成を効率化したいマーケティング担当者 |
ペライチ:とにかく手軽に始めたい方向け
「ペライチ」は専門知識不要で豊富なテンプレートを選び、テキストと画像を入れ替えるだけでLPが完成する国産ツールです。無料プランから始められ、有料プランでは決済・予約・フォーム設置も簡単に行えます。小規模な商品販売やセミナー集客、LP制作を初めて試みる方に最もおすすめのツールです。
STUDIO:デザインにこだわりたい方向け
「STUDIO」はコーディングなしで自由自在なデザインを実現できるノーコードツールです。白紙の状態からデザインソフトを扱う感覚でLPを構築できるため、テンプレートにはないオリジナリティの高いデザインを追求したい方に最適です。レスポンシブ対応と複数人での同時編集も可能です。
Wix:多機能で拡張性を求める方向け
「Wix」はドラッグ&ドロップエディタの使いやすさに加え、「Wix App Market」で提供される豊富なアプリで予約・イベント管理・チャット機能などを自由に拡張できます。将来的にブログやECサイトへ発展させたい場合に最適です。
HubSpot:BtoBマーケティングを強化したい方向け
「HubSpot」の最大の強みは、LPのフォームから獲得したリードが自動的にCRMに登録され、その後のメール配信・営業活動までを一気通貫で管理できる点です。LP単体の成果だけでなくマーケティング・セールス活動全体の効率化を目指すBtoB企業に最適です。
まとめ|ランディングページ(LP)制作で成果を出すために
本記事では、ランディングページ(LP)制作の基礎知識からメリット・デメリット・具体的な制作方法まで網羅的に解説しました。成果を出すLPの鍵は次の3点に集約されます。
- 目的とターゲットの明確化:誰に何を伝え、どんなCVを獲得したいかを最初に定義する
- ターゲットに響く構成・コピー・デザイン:ファーストビュー〜クロージングまでストーリーで訴求する
- 公開後のLPO(継続的な改善):データに基づき仮説を立て、ABテストを繰り返してCVRを最大化する
LP制作を外注する場合は、自社業界の実績・マーケティング提案力・コミュニケーション体制・LPO支援の4点で制作会社を選ぶことが失敗しないポイントです。BPXでは広告運用・クリエイティブ制作・分析まで一貫してサポートしています。LP制作をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
このブログの監修者
都留 樹生
学生時代の友人である社長に拾われ創業時にFREEDiVEにジョイン。 成功報酬(アフィリエイト)領域の広告に対する知見と戦略設計で、200社以上の運用実績を持ち、BPXを売上0から7億円の企業に。 個人でも8年間PPC系のアフィリエイターとして活動している。